M字開脚とは、女性が太股を大股開きにして、しゃがんだポーズを表わす。股を開くことによって、下半身がアルファベットの「M」の文字のように見えるためにその名が付いたと考えられる。寝たまま同じような姿勢をとる状態も同様に呼ぶことがある。M字開脚は、台湾出身で日本においてタレント・モデルやレスラーとして活躍している、インリン・オブ・ジョイトイ(Yinling of Joytoy / 垠凌)が、芸能人としての活動の一環である写真集や動画で、このポーズを取っていたため、彼女がその名を知らしめたと言えよう。彼女に限らず、芸能人やアイドルのデビューでは、セクシーな水着 お宝と後に呼ばれるようなDVDや写真集などの商品展開が行われる場合がある。そのなかで、水着でのセックス・アピールをモデル活動の主体に置く女性であるグラビアモデルによる動画や映像は、特に着エロと呼ばれる。「着衣のエロ」の略語であり、全裸ではなくパンティや水着を着衣することが重要な前提で、一般に販売される画像や動画において、乳首や陰毛や性器を露出しないことで、規制が必要とされる「猥褻」ではないギリギリのエロを表現する作品群を示す。着エロでは、恥じらいを捨ててエロスをアピールする必要があるため、表情や衣装・ポーズで、エロスを感じるいやらしい内容にしなくてはならない。そのための一つの手段がM字開脚であり、本来は女性が大股開きをするなどは恥ずかしい行為だが、普段は隠されている性器をあからさまに露出している・見せ付けているようにイメージさせることで、着エロの目的が果たされている。その意味において、ニプレスで乳首を隠す・Tバックで陰毛と性器・肛門だけを隠すという、衣装だけでのギリギリ限界の露出による着エロへのアプローチよりも、イメージを喚起させると言う意味で、より高度なアピール手法となった。それは、ハイレグ水着やローライズのパンツであるとか、Tバックの下着であるとかの枠を超えたものである。では、M字開脚が想起させるエロチシズムをまとめてみよう。まず、前から見ればそれは陰毛や性器の部分に目が行き、性を想像させる。それがハイレグであれば、一層いやらしいであろう。黒いパンティのTバックを穿いたお尻をバックから見れば、肛門やヒップライン・お尻が強調される。また、脚線美に表わされるような、女性の足に対するフェチも感じさせるだろう。そして、なによりも性行為そのものを想像させると言えるかもしれない。なぜなら、正常位でセックスを行う場合、女性が同一のポーズになることが非常に多いだろう。また、見ようによっては女性上位の騎乗位で、性器が挿入されているポーズに極めて近い。アダルト向けの写真や動画を見れば、その類似は一目瞭然であろう。今後、もし芸能人の水着による着エロの作品がリリースされ続けるとしたら、その中で一般的な様式として受け継がれていくのであろう。また、二次元の表現でも作画にそういったポーズが取り入れられることは想像に難くなく、最近では派生したV字開脚もあるらしい。(完)

着エロとAVなど

セクシーさの表現において上だったAVに、着エロのポージングが活用されつつある。グラビアとAVとで相互に演出が利用されていることは、エロ動画におけるニーズの差こそあれども、エロ好きな人へのアピールポイントは一致していると見ることが出来るのではないだろうか。(69)